書評

書評『人間関係に悩まなくなるすごい心理術69』から学ぶ!

2024-06-10

皆さん、こんにちは!「子ども未来教育研究所」miraiTです。

この本の著者は、心理学者の「内藤誼人(ないとうよしひと)」さんです。

私自身の研究テーマの一つに「人間関係」があり、たくさんの書物を読んで勉強してきました。

その中で、もっとも読みやすく、また納得のできる内容がこの本でした。

目次に従って、その内容を見ていきたいと思います。

第1章 心がスッと軽くなる思考術

「だれもが自分のことなんて気にしてないよ、と考えよう」本当にその通りだと思います。自分が思う以上に、他人は自分のこと(私自身)を気にしていないことを自覚することで、スッと気持ちが軽くなることがきっとあると思います。

「自己アピールがヘタでも、全然気にしなくてOK」自分の中にある苦手意識、例えば自己アピールがヘタなんてことは、誰にでもあります。自分の良さはゆっくりわかってもらうよう心がけましょう。

第2章 悩みが多い人のための交際術

「そんなに人当たりがよくなくてもいい」誰もが相手に気に入られたいと思いがちです。でも、すべての人とそうそう人間関係がよくなるというのは有り得ないもの。ほどほどの気遣いで十分だと、私も思います。

「苦手な相手の懐に飛び込んでみる」誰しも、苦手な人を避けたいと思うものです。しかし、逃げてばかりでは改善されないし、身近な人であれば逃げることさえできません。そんなときは、思い切って相手の懐に飛び込んでみることも必要です。時には積極的に話しかけること、笑顔をふりまくことも必要だと思います。

第3章 心配ごとがきれいに消える心理術

「心配事は、そんなに起きない」『心配事の9割は起こらない』(桝野俊明著、三笠書房)という本がありますが、私たちが心配していることは現実にはそんなに起きることではないということを知っておくべきです。

「相手によって態度を変えなければ、嫌われる心配もない」世の中には、地位が上の人にはペコペコするくせに、下の人には態度をガラリと変える人が数多くいます。このような人は基本的に好かれるということはまずないものです。誰に対しても、公正公平な態度が私たちには求められていることを自覚したいと思います。

第4章 人間関係がさらにうまくいくための心理テクニック

「何もしないほうがよいこともある」心に溜まったモヤモヤは、人に聞いてもらえばスッキリすることは誰にでもあることと思います。しかし、最近の研究では、このモヤモヤをほったらかしすることのほうがいいこともあることがわかってきたそうです。悩みは自然治癒がいいこともあるということを覚えておきたいものです。

「こちらがニコニコしていれば、相手からもニコニコが返ってくる」ニコニコは相手の気持ちを和らげる効果があることは周知の事実です。しかし、ニコニコが苦手な人もきっといることでしょう。そんなときは、「ニコっ!」はどうでしょうか?

第5章 毎日の悩みとストレスが解消されるテクニック

「自分のせいでなくともお詫びしてしまう」相手に迷惑をかけてしまったときは、その責任が自分にあるなしにかかわらず、まずはお詫びをしてしまうのがいいのです。世の中には、まずは「言い訳」から入る人が多いです。どんな理由であれ、相手に迷惑をかけたら、まずはお詫びをしてしまうことが大切です。

「ムリに話そうとしなくてもいい」『人は聞き方が9割』(永松茂久 すばる舎)でも述べられていますが、話すことよりも聞くことの方が大切と言われています。ムリに話すことよりも聞くことに徹することで人間関係がうまくいくことが多いことを私たちは知っておくべきです。

第6章 もう人間関係で悩まない

「口論になりそうなら、さっさと土俵から降りる」言い争いほど、精力を使いバカバカしいことはないと私自身思っています。「どうでもいいような内容」なら余計にそう思います。さっさと土俵から降りる、もっと言うと「スルーする技術」を身に付けるべきだと考えています。

「お礼と感謝の言葉を惜しまない」お礼を言われて嬉しくない人はいないはずです。ちょっとした出来事にもお礼や感謝の言葉を惜しまないことが、きっと人間関係をスムーズにするものだと思います。

まとめ

人間関係の悩みは、本当に辛いものです。

私自身もたくさんの辛い思いをしてきました。

この本にもっと早く出会いたかったというのが本音です。

皆さんも、この本を通して辛い思いを少しでも解消させることができたらと思います。

人生における悩みを解決させ、私たちの日常に笑顔を取り戻すことを願っています。


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