皆さん、こんにちは!子ども未来教育研究所 みらいTです。
「子どもの言葉に耳を傾ける」のは、親のやるべき鉄則の一つです。
「耳を傾ける」とは、「聞く」ということです。
しかし、子どもの言葉に耳を傾けるのに必要なのは「聞く」ではなく、「聴く」ことが大切です。
一般的な「聞く」よりも、より真剣に集中しているのが「聴く」という状態です。
つまり、そこには「子どもの言葉に傾聴する」という考え方が存在します。
そして、そこにも『共感的』に「傾聴する」ことが求められてきます。
子どもの目を見てうなずきながら、子どもが口にした言葉だけでなくそのウラにある「思い」にまで耳を傾けてください。
「話すこと」以上に「聴くこと」は、子どもの成長につながるものです。
親としてぜひ「魔法の傾聴」を実践してほしいと思います。
1 感情を受け入れること!
子どもが泣いているとき、子どもが怒っているとき、そして子どものテンションが落ちているときこそ、「傾聴」が大切です。
子どもの心が平穏でない場合、多くは「心は閉じている」状況です。
「傾聴」の最大の目的は、「子どもの心を開かせること」です。
『共感的に傾聴』することで、心が開き落ち着いた心で自己開示することをめざします。
泣いている子どもの心を開かせる、怒っている子どもの心を開かせる、そしてテンションが落ちている子どもの心を開かせることができるのは、間違いなく親の「魔法の傾聴」の力だと思います。
2 子どものペースに合わせること!
子どもの目を見て、うなずきながらの傾聴は、子どものペースに合わせることが重要です。
子どもが話すペースやスタイルに合わせて、無理に早く話を進めようとしたり、話の途中でさえぎったりしないようにしましょう。
また、形だけの話を聞いているふりは、子どもは敏感に感じ取るものです。
親の意思や温かい気持ちが感じられない傾聴では、きっと子どもの心は開かれることはないと思います。
3 否定の言葉は避けること!
子どもの話に対してはまずは受け入れることが大切です。
否定の言葉や批判的な反応を示すことはしないようにしましょう。
とはいえ、子どもたちの言葉の中には未熟さからくる間違った考え方もあるはずです。
そんなときも、まずは子どもの思いを事実として受け止め、肯定も否定もせずに受け止めましょう。
子どもの悲しい思い、怒りの気持ちも一旦は気持ちの事実として受け止めることが必要です。
素直に話してくれたこと、自分の気持ちを上手に伝えることができたことに対して、褒め言葉を子どもに投げかけてあげましょう。
まとめ
「感情を受け入れること」「子どものペースに合わせること」そして「否定の言葉は避けること」これらの『魔法の傾聴』の繰り返しこそが、子どもにとって家庭が一番の環境になるはずです。
子どもが自分の気持ちや考えを、安心して素直な気持ちで話せる環境作りこそが、子どもたちの未来を創造することに繋がるはずです。
魔法の傾聴は、子どもの思いが親に伝わるだけでなく、親の思いも子どもに届き、親にも子どもにも笑顔が生まれてくるはずです。