子育て

「先生、うちの子、褒めるとこないんです!」という声に答えます。

2024-04-13

子育て、褒める

みなさん、こんにちは!子ども未来教育研究所 みらいTです。

多くの保護者の方々と接している中で、「先生、うちの子、褒めるとこがないんです!」という言葉を何度も耳にしたことがあります。

今日は親のそんな悩みに答えていきます。

褒めるところのない子どもなんていない!

私たち大人にとって「褒める」対象は、「特別なことがあった時」と思いがち。

でも、子どもを褒めるところって日常生活の中に、ごろごろ転がっているのです。

なぜなら、子どもは日々成長し、進化しているのですから。

その一瞬一瞬を見逃さずに、適材適所の声掛けが子どもを伸ばしていくのです。

「よこ褒め」を理解する。

例えば、運動会のかけっこ、一等賞を取ったとしましょう。

親は大喜びで、「〇〇ちゃん、すごいね。頑張ったね、立派だったよ。」という言葉のシャワーを投げかけると思います。

例えば、文化系のコンクールで、金賞を取ったとしましょう。

すごーい、金賞を取ったね。努力した成果だね。これからも頑張ろう。」という声掛け。

よくある光景ですし、この光景を否定するつもりは全くありません。

これを「よこ褒め」と言います。

つまり、「一等賞」も「金賞」も、「二等賞や三等賞」「銀賞や銅賞」との比較として「一等賞や金賞」なのです。

これは、「他者との比較」の評価になるのです。

決して悪いことではありませんが、これが「褒める」ことの本質だと思うと「うちの子、褒めるとこがない」ということになりかねません。

だって、すべての子が「一等賞」や「金賞」を取れるわけではないのだから!

「たて褒め」を理解する。

それに対して、「たて褒め」という考え方があります。

これは、評価の対象が他者ではないのです。

その子自身の成長や、その子自身の頑張りを認めるという考え方です。

かけっこでは、「うわ~、昨日よりたくさん走れるようになったね。」

おもちゃの後片付け、上手にできるようになったね。

歯磨き、きれいにできたね。

約束の時間を守って、ゲーム終われたね。」等々です。

こんな言葉掛けができるようになれば、「うちの子、褒めるとこがなくて」から卒業できるのではないでしょうか?

自己肯定感を高める「褒め言葉」

日本人ほど、自己肯定感の低い国民はいないと言われています。

自分に自信がない、自分は何をやってもだめだ、そんな自己肯定感の低さを解消するためにも「褒め言葉」をかけてあげましょう。

時には、根拠のない自信であっても、大丈夫。

「褒め言葉」子どもの笑顔と親の笑顔を導き出します。

 

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