皆さん、こんにちは!子ども未来教育研究所 みらいTです。
5つの「共感的コミュ力」を深掘りします。
その一つ目は「あいさつ」の文化を家庭に根付かせるということです。
教育・保育に携わる多くの人が「あいさつ」の重要性を話します。
私も同じように「あいさつ」はとても大切だと考えます。
しかし、大人の「あいさつをしなさい」という指導の結果として、「あいさつのできる子」になったという事例を知りません。
100回の「あいさつをしなさい」という言葉より、1回の「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「さようなら」といった親の一言が「あいさつ」の文化を家庭に根付かせることになると思うのです。
1 「あいさつ」はお互いのポジティブな雰囲気を醸しだします!
例えば、「おはようございます」のあいさつ。
朝の心地よいあいさつは、その日一日の生活をスタートさせる大切な言葉。
笑顔や親しみのあるあいさつは、その日一日の生活に潤いを与えてくれるものです。
まずは、朝からポジティブなあいさつを子どもに向けて発信していきましょう。
2 相手にあった言葉を選ぼう!
家族間での一日のスタートのあいさつは多くの場合は「おはよう!」だと思います。
しかし、一旦外に出ると、「あいさつの言葉」は相手に合った言葉を選ぶ必要があります。
友だち、先生、近所のおじさんおばさん、どう使い分かるかは親の背中が教えてくれるはずです。
親のあいさつは、子どもの手本になることを自覚しましょう。
3 声のトーンや表情を意識しよう!
保育を学ぶ学生に「あいさつができているか」のアンケートを取りました。
8割の学生は、「できている」と答えます。
しかし、現実には「声が聞こえない」とか「目を合わせない」といったあいさつも多数あるのが現実です。
あいさつの言葉を発する際には、相手の目を見て、適切なトーンや表情を意識することを心掛け、子どもに手本をしめしましょう。
まとめ
「共感的コミュ力」は、相手を思いやることが原点です。
親が子どもに対して思いやりをもった「あいさつ」をすることで、子どもが他者を思いやる気持ちが芽生えるものだと思います。
子どもが社会的スキルとしての適切なあいさつを身に付けるために、まずは「あいさつ」の文化を家庭に根付かせてほしいと思います。
そこには、間違いなく親と子の笑顔が存在するはずです。