皆さん、こんにちは!「子ども未来教育研究所」みらいTです。
今日は、小田真規子さん著で「朝食は料理にあらずパズルなり」というサブテーマの「午前7時の朝ごはん研究所」という本を紹介します。
朝、忙しい私たち日本人にはぴったりの本だと思います。
1 基本情報
・題名:「午前7時の朝ごはん研究所」
・作者:小田真規子
・絵とマンガ:スケラッコ
・出版社:株式会社ポプラ社
・発売日:2024年5月
・定価:本体1,400円+税
2 内容
テツローさん(62歳、一人暮らし、定年退職後嘱託職員として勤務中)は朝ごはんを抜きがちです。
そんなテツローさんが朝ごはんを食べるために立ち寄った喫茶店(実は「朝ごはん研究所」)で朝食や栄養についての知識を学んでいきます。
テツローさんの学びはストーリー仕立てのマンガにまとめられ、実際に作って「朝ごはん実践日記」に綴られていきます。
朝にぴったりの飲み物、食べ物レシピ、そして様々な実験など、思わずやってみたくなる161のアイディアや新常識が満載です。
3 実践編
テツローさんの実践日記をもとに、実際に私が作ってみたものを紹介します。
(1)「1分塩昆布スープ」
ポイント
なんといってもあったか汁物がマグカップの中だけでできるところが超魅力的。
いろいろと応用が利くところが最高です!
朝ごはんの重要性は誰もが知っていることです。
しかし、朝ごはんは作るのはもちろんのこと、食べることも面倒だと思っている人もいるはずです。
(ちなみに、私もその一人)
ほんの少しの工夫でこの「面倒くさい」から脱却できるワザが紹介されていて、むしろ試してみようかな?という気持ちにさせてくれます。
(2)「鮭は焼かずにゆでる」
ポイント
朝から焼き魚は、正直ちょっとハードルが高いです。
でも、「ゆでる」なら3分間その場から離れても大丈夫。
しかも、しっとりして食べやすく、塩加減もちょうどいい具合になります。
朝目覚めたときに「自分の体の声を聞いてみよう」そして、欠けているピースを補っていきましょう。
欠けているピースは「水分」「やさしさ」「エネルギー」「体温」「栄養」の5つです。
5つの中で「やさしさ」は衝撃的でした。
確かに、朝起きたときの体に負担のかからないやわらかい噛み応えのものや、薄味のものを求めていることがあります。
そんなときは、「やさしさ」のピースをパズルのようにあてはめればよいわけです。
(3)「納豆は何回かぎまぜる?」
ポイント
納豆は、いっぱいかきまぜた方がいいと思っていました。
しかし、実際にはそんなにかきまぜたことはなく、せいぜい4,5回程度でした。
でも、なんとそれが正解だったとは!?
(4)「紅茶のティーバッグ、お湯より先に入れるべき?」
ポイント
ディーバッグをカップに入れ、そこにお湯を注ぐのが当たり前だと思っていました。
しかし、お湯を先に入れ、少し葉をゆすってからお湯に入れることで渋みが消えるとか。
なるほど、見事なクリアな味の紅茶になりました。
「研究所」というだけあって、このような「実験レシピ」もとても興味深いです。
目から鱗の「実験レシピ」が多数あります。
ついついやってみたくなるレシピが満載です。
(5)1週間保存可能塩ゆで卵
ポイント
私もゆで卵を作って冷蔵庫に保管していたのですが、塩水につけておけば、もっと手間が省けます。
週末に作れば1週間安心です。
(6)1週間保存可能コーヒーゼリー
ポイント
ゆで卵と同じく週末に作れば、1週間保存可能なところが魅力的です。
1週間・・・美味し過ぎて、あっという間になくなってしまうかもしれません。
時短ワザだけではなく、コーヒーの基礎知識やフランスパン図鑑、ふりかけの正体等、今まで知っているようで知らなかった豆知識も多数紹介されています。
4 まとめ
この本はNHKの「あさイチ」で今注目の本として紹介されました。
著者の小田真規子さんは、その「あさイチ」の料理コーナーや「きょうの料理」などの料理番組にも出演されている方です。
様々なメディアで作りやすく健康的な料理を提案していますが、この本は漫画家のスケラッコさんとのタッグで、よりわかりやすく楽しい究極の朝ごはん本となりました。
テツローさんのような一人暮らしの方、子育て真っ盛りの主婦や主夫の方々、そしてとにかく面倒くさい朝と決別したい皆さんにおススメです。
読んで楽しい!作って簡単美味しい!朝食は料理にあらずパズルなり!!!
こちらもおススメです。