皆さん、こんにちは!「子ども未来教育研究所」みらいTです。
本日は、いとうひろしさん作の「だいじょうぶだいじょうぶ」を紹介します。
「だいじょうぶだいじょうぶ」は、おじいちゃんと孫の合言葉。
その合言葉は、おじいちゃんと孫だけにとどまらずに家族みんなに広がっていきます。
おじいちゃんとの温かい関係を描いたこの絵本を通じて、家族の絆が深まっていくことと思います。
1 基本情報
・題名:「だいじょうぶだいじょうぶ」
・作、絵:いとうひろし
・出版社:講談社
・発売日:1995年10月
・定価:本体1,000円(税別)
2 あらすじ
孫が日常の中で直面する小さな挑戦や冒険に対して、おじいちゃんが「だいじょうぶだいじょうぶ」と励ます場面が続きます。
日常の様々な場面で子どもたちが感じる不安や恐怖に対して、おじいちゃんの優しい言葉が心の支えになっていきます。
孫が成長していく様子が描かれ、孫とおじいちゃんの絆が深まっていくとともに、おじいちゃんは年老いていきます。
最後は、年老いたおじいちゃんに向かって、孫が言います。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」大丈夫だよ、おじいちゃん。
3 読後感
実は私「子ども未来教育研究所」みらいTには、3歳の孫がいます。
その成長を見ていると、少しずつ少しずつ、世界が広がっていく様子がわかります。
初めて見るものや初めて会う人、怖いことや嫌なこと、そして不安なこと・・・!
そのたびに、「大丈夫、心配ない、なんとかなる」こんな言葉を口にしたり、しなかったり・・・?
誰もが一度は必ず感じる「成長過程での不安」は、きっと家族にしか解消してあげられないものなのかもしれません。
「だいじょうぶだいじょうぶ」は、子どもの不安や恐怖と戦える魔法の言葉なのだと思います。
4 作者いとうひろしさんの言葉
「読者の皆さんへ」
「おじいちゃん、おばあちゃんを誘って、みんなで散歩に出かけよう。
ゆっくり、のんびり、歩いていけば、ほら、僕らの周りには、こんなにも楽しいことがあふれている」
5 まとめ
とてもシンプルな言葉でリズミカルに語られるストーリー。
温かくユーモラスなイラスト。
読めば読むほど味があり、奥の深い絵本。
何度読んでもその感動は色褪せることがありません。
祖父母はもちろんのこと、親子でじっくり読んでほしい一冊です。
そして、いつしか成長した子どもたちが、我が子にも同じように「だいじょうぶだいじょうぶ」と言えるようになることを願って・・・!