書評

幻の絵本「ウーギークックのこどもたち」とは、一体どんな本なのか?

ウーギークックのこどもたち

皆さん、こんにちは!「子ども未来教育研究所」みらいTです。

皆さんは、幻の絵本といわれている「ウーギークックのこどもたち」という本をご存じでしょうか?

「幻の絵本」といわれるだけあって、なかなか入手が難しいようです。

1 基本情報

・題名:「ウーギークックのこどもたち」

・文:坂元 裕二

・絵:林田 秀一

・出版社:河出書房新社

・発売日:2014年3月

・定価:本体1,500円+税

2 あらすじ

病院に住んでいる女の子「るる」

毎日こどもたちがひとり、ひとりといなくなっていく。

それは、ウーギークックのしわざであり、たましいをボイラー室で食べていた。

ウーギークックに立ち向かう「るる」だったが、逆に死を宣告されてしまう。

そして、最後には・・・!

3 読後感

様々な読後感がありますが、その多くは次のようなものです。

ポイント

「難しい話」

「不思議な魅力のある絵本」

「怖すぎる」

「テーマは命と死?」

4 この本の魅力

実は、この絵本、ご存じの方も多いと思いますが、今から10年ほど前に日本テレビで放映されたドラマ「woman」に登場する絵本です。

ドラマは、主人公の満島ひかりさんがシングルマザーとして生きる厳しさや喜び、そして家族の絆といったものをテーマとして、二人の子どもを育てる女性として描かれています。

満島ひかりさんの母親役の田中裕子さんとの親子の確執の秘密として、この「ウーギークックのこどもたち」の絵本が重要な役割を担っています。

ドラマの中でも何度となくこの絵本が登場します。

このドラマの脚本家である坂本裕二さんがドラマ用として作った絵本を書籍化したものなのです。

ですから「woman」を観た方、これから観ようと思っている方は、ぜひこの本と一読することをおススメします。

母親の強さと愛情、そして家族の絆を深く考えさせられる作品「woman」、「ウーギークックのこどもたち」と共に、超おススメです。

ちなみに、現在ドラマ「woman」は、Netflix、Huluで視聴することができるようです。

まとめ

ということで、この本は子ども用の絵本というよりは、ドラマ「woman」の延長線上で読むことで、よりドラマのテーマに入り込んでいける読み物だと考えます。

絵本「ウーギークック」を読んでから、ドラマを観るか?

それとも、ドラマ「woman」を観てから、絵本を読むか?

あなたは、どっち?

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