書評

絵本書評「いちばんしあわせなおくりもの」心温まるストーリーに感動!

「いちばんしあわせなおくりもの」

皆さん、こんにちは!「子ども未来教育研究所」みらいTです。

今日の絵本は、「いちばんしあわせなおくりもの」です。

心温まるストーリーと魅力的なイラストで、多くの読者から愛されている作品です。

1 基本情報

・題名:「いちばんしあわせなおくりもの」

・作者:宮野 聡子

・出版社:教育画劇

・発売日:2016年4月

・定価:本体1,300円+税

2 あらすじ

物語は、森のはずれに住む「くまくん」「こりす」のお話です。

こりすは、くまくんが大好きで、くまくんに贈り物をしたいと考えています。

こりすは、くまくんが喜びそうなものを次々と提案しますが、くまくんは何もほしがりません。

最後は、贈り物そのものではなく、「相手のために心を込めて時間を過ごすこと」や「一緒にいること」がもっとも大切であることに気づきます。

3 この本の魅力

(1)感動的なメッセージ

他者への思いやりや愛情が、真の幸せにつながることを強調していて、心温まる内容です。

子どもたちにも大切な価値観を伝えるよい教材となっています。

(2)共感を呼ぶキャラクター

「くま」と「こりす」といった身近な動物たちの成長や悩みを通じて、読者は共感しやすく、自分自身の経験と重ね合わせながら楽しむことができます。

(3)シンプルでありながら深いテーマ

子ども向けの絵本でありながら、そのテーマは普遍的で、大人も深く考えさせられる内容です。

「幸せとは何か」「本当に大切なものは何か」といった問いかけが、読み手の心に残ります。

子どもに対しても、物を超えた価値を理解させるきっかけになる絵本です。

(4)美しいイラスト

絵本に描かれているイラストは、優しい色彩と表現で読者の心を包み込みます。

ストーリーの温かさと相まって、視覚的にも癒されると感じる人が多いです。

(5)親子で楽しめる作品

多くの読者は、子どもに読み聞かせるのに最適な本だと感じています。

親子で一緒に「幸せ」「贈り物の意味」について話し合う時間を作る良い機会となるため、親から特に高い評価を得ることが多い作品です。

まとめ

「いちばんしあわせなおくりもの」は、シンプルでありながら深いメッセージをもった絵本であり、子どもから大人まで、幅広い年齢層に感動を与えます。

物質的なものだけが幸せをもたらすのではなく、心からの気持ちや思いやりが何よりも価値があるという教訓を、優しく教えてくれる作品です。

この絵本を通して、親子の笑顔を作り上げてほしいと思います。

【こちらもどうぞ】


 

-書評