書評

絵本書評「ぼうしとったら」は、シンプルなしかけ絵本の原点!

ぼうしとったら

皆さん、こんにちは!「子ども未来教育研究所」みらいTです。

これまで何冊かのしかけ絵本を紹介してきましたが、その中でもシンプルかつ原点とも言える絵本がこの本です。

1 基本情報

・題名:「ぼうしとったら」

・作者:tupera tupera

・出版社:学研プラス

・発売日:2012年7月

・定価:本体1,100円+税

2 この本の魅力

最近のしかけ絵本は大がかりで、すばらしい作品がたくさん出されています。

しかし、このしかけ絵本は、大変シンプルでかつユニークなしかけ本です。

帽子をかぶった様々なキャラクターが帽子を取ると、意外な姿や表情があらわれるというものです。

物語はページをめくるたびに、次のキャラクターが「ぼうしをとったら?」という問いかけに続いて帽子を取るシーンで進行します。

帽子を取ったときに見える姿や顔が本当に予想外で、ユーモラスがあり、読者を笑顔にしてくれる楽しい展開が続きます。

視覚的な遊び心とシンプルな構成で、子どもたちの想像力を掻き立て、親子で楽しみながら読み進めることができる一冊です。

3 読後感

最初にこの本を見たとき、そのシンプルさに思わず笑顔になります。

ページをめくるたびに繰り返させる「ぼうしとったら?」というフレーズに、子どもも大人も、わくわく感が止まりません。

親子一緒に楽しむのに最適な作品であり、読み終わった後も何度も何度も読み返したくなる魅力があります。

この本を読み終えた親子から、完全に内容を覚えているにもかかわらず、我先にとページをめくろうとするという感想が聞かれます。

4 作者について

作者である「tupera tupera」は、お二人のユニット作家

絵本だけでなく、イラストレーションや工作、ワークショップなど、多くの分野で幅広く活動されています。

最近では、様々な「かお」ベースに目・鼻・口などのパーツシールがついた「かおノート」というシールブックが好評です。

まとめ

学研プラスの公式サイトによると対象年齢は、3歳・4歳・5歳となっています。

とはいえ、この本は0歳からでも楽しめるし、小学生でも喜んでページをめくります

一家に一冊あるだけで、何度も何度も親子に笑顔が生まれてくると思います。

【ぼうしとったら】

【かおノート】

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