書評

書評 二か月のパパ「365日ワンオペ日記」から学ぶ新しい子育て

2024-08-21

365日ワンオペ日記

皆さん、こんにちは!「子ども未来教育研究所」miraiTです。

この本の著書は、お子さんが生まれてすぐシングルファザーになった「新米パパ」こと、ゆうけんさんです。

「なんで離婚したの?」とか「なんでシングルファザーに?」・・・ってよく聞かれるそうですが、ここでは触れません。

あまりにもシングルファザーの子育て奮闘記がリアル過ぎて、涙と笑いを誘います。

では、さっそく目次にしたがってその内容を見ていきましょう。

第1章 ハプニングだらけな愛息子との日常

「とにかく時間が足りない!問題」

仕事をしながらの育児はとにかく大変。

特に新米パパさんの会社は、育休取得の意識が薄いとか?

そして、何よりも細かくて目立たない「名もなき家事」の数々・・・。

これ、よくわかります。実は我が家でも妻が仕事し私が無職の時代があり、その間「名もなき家事」の数々に悩まされたものでした。

 

「4歳の壁!急にできなくなるの、なんでやねん!」

それが「4歳の壁」といわれるもの。

それまでできていたのに、突然「できな~い」と言い出したり、できてた着替えが急にできなくなったり。

それまで「今」しか見れなかったものが、「過去」や「未来」を考えることができるようになることで不安定になるのが、「4歳の壁」なのです。

第2章 保育園&幼稚園ですったもんだ

「保育園イヤイヤ!で大苦戦」

シングルで子育てをしている皆さん、そして共働きの皆さんも早い時期から子どもを保育園に預けることになります。

最初は、誰もが「こんな小さいうちから大丈夫?」って思うもの。

「一緒にいたい」「行きたくない」という言葉に後ろ髪をひかれた経験もきっと誰にでもあることでしょう。

でも、帰り際の子どもは言います、「帰りたくない、もっと遊びたい」と!

第3章 「イベント」も「遊び」もガチでやるぜよ

「戦隊モノにハマる息子。戦いの日々はいつ終わるのか?」

0歳のアンパンマン、1歳でトーマス、2歳でウルトラマン、仮面ライダーそして戦隊モノ。

男の子を育てた経験ある皆さんには馴染みのコースです。

そして、いつのまにか覚えてしまった「ライダーキック」に「ライダーパンチ」

そういえば、私の経験談ですが、小学1年生を担任していた頃こんなことがありました。

Aくん「先生、Bくんが叩いてきた」

私「Bくん、Aくんのことを叩いたの?」

Bくん「ううん、叩いてないよ。パンチしただけ」

私「・・・!」

第4章 「ああ無情・・・パパも食らうよ風邪地獄」

「子育てにつきもの?通院とグリグリ検査」

子育てで大変なことの一つ・・・それは通院。

本当にその通りだと思います。

私たちもコロナの影響で何度か経験がありますが、鼻に細い綿棒を突っ込んでグリグリグリ。

大人でも気持ちのいいものではないので、子どもならなおさらです。

そんなグリグリを何度も経験をすることになる子どもって本当に可哀そうになってきます。

熱が出ると保育園や幼稚園にも行けず、自宅待機。

ワンオペ看病って、地味に地獄ですってパパさんの気持ち、とてもよくわかります。

第5章 弁当づくりも日々の食事も全力でこなすぜ

「早朝の弁当づくりは週1でも過酷です・・・」

新米パパさんの息子ちゃんが通う園は、毎週月曜日が「お弁当の日」になっているそうです。

それ以外は給食で「どうして月曜はお弁当?」って疑問に思ったそうです。

「園と家庭で、共に子どもを育てましょう」という園の方針だそうです。

以前、私の知っている小学校で、「学校と家庭で、ともに子どもを育てましょう」という考えで、月1回の「お弁当の日」を提案したそうです。

すると、圧倒的にPTAから反対されたとか!

第6章 おしゃれは封印!?我が家のお金事情

「北海道あるある?電気代10万円越えの恐怖!」

ここまで読み進めて「新米パパ」さん、私たち子ども未来教育研究所と同じ北海道人なんだと大感激!

冬の暖房費の節約については、北海道人なら誰もが考えること。

様々な工夫を凝らして節約、これぞ道産子の知恵!

まとめ

本の最後に「あとがき」があり、新米パパさんがコメントを書いています。

その内容は書きません。

というより、この「あとがき」こそ、子育てをしているすべての方々に読んでほしいと思うのです。

シングルマザー、シングルファザーの皆さんはもちろんのこと、今現在子育てをしている方、そして過去に子育ての経験のある方、誰もがこの「新米パパ」さんの子育て記録に胸を打たれ、そして今一度我が子のことを考えるきっかけになるものだと思っています。

すべては子どもたちの笑顔のために

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