皆さん、こんにちは!「子ども未来教育研究所」miraiTです。
北海道歴史探訪第二弾は、白老町ウポポイです。
正式名称は、「民族共生象徴空間」で2020年の7月に開業しています。
ウポポイの意味は、アイヌ語で「(大勢で)歌うこと」を意味しているとのことです。
では、「ウポポイ」の攻略ワザを3つのポイントから見ていきたいと思います。
ポイント
1 展示館のすごさ!
2 体験館の充実!
3 アイヌ語を学ぼう!
そして、最後におまけワザとして大ヒット「ゴールデンカムイ」との関係性について考えてみたいと思います。
1 展示館のすごさ!
一つ目は、展示館のすごさです。
今回、私自身初めてのウポポイ見学でした。
国立ということもあってか、室内はほとんど撮影禁止となっています。
また、ネット上の素材についても、許可が必要ということで、私自身が撮影することのできたわずかな素材のみで報告したいと思います。
まずは、駐車場から展望広場を抜けるとちょっと奇妙な回廊を通ります。
アイヌ文化が自然の中でどのように動植物とかかわってきたかを想起させる風景です。
いざないの回廊を抜けると、歓迎の広場、そしてエントランス棟があります。
最近は、どの施設もそうなのですが、受付や案内の方々がとても笑顔で親切な印象を受けます。
ここウポポイも初心者に優しい受付で、とてもスムーズに中に入ることができました。
突然目に飛び込んでくる巨大な建物。
これが、ウポポイのメインの一つである「国立アイヌ民族博物館」です。
中に入ってすぐシアターがあり、アイヌの歴史と文化を簡単に学ぶことができます。
二階に上がると大きなパノラミックロビーが現れます。
ここからは、ウポポイの全体像(国立民族共生公園)が一望できます。
その先がいよいよ展示館になります。
驚くほどの広さの展示館の中に、多くの展示物がありました。
残念ながら、写真を撮影することはできませんでしたが、「テーマ展示」「探求展示」など、様々な視点から、アイヌの歴史や文化を知ることができます。
また、直接手に触れて体験できるコーナーもたくさんあり、子どもたちでも飽きない仕組みとなっていることに大変驚きました。
2 体験館の充実!
二つ目は、体験館の充実です。
ウポポイでは、メインの博物館以外に、体験交流ホール、体験学習館、工房といった様々な体験学習のできる施設が充実しています。
ウポポイの公式ホームページに、どんな内容の体験学習が、どのような時間帯で実施されるか、大変詳しく出ています。
今回、私たち「子ども未来教育研究所」では、そこまで確認をしないで出かけたので、当日もらったプログラムを見ながら、右往左往してしまいました。
ウポポイのデメリットの一つが敷地面積がとてつもなく広いこと。
特に夏場の暑いときは、となりの館への移動だけでかなりの消耗をしてしまうことを覚悟してください。
ただ、そのデメリットさえも、メリットに変えてしまうのがこれ!
もちろん、入園者はすべて無料で園内をのんびりゆっくりと走ってくれます。
3 アイヌ語を学ぼう!
皆さんは、どれくらいアイヌ語をご存じですか?
社会科が専門の私は、ちょっと恥ずかしいのですが、ウポポイに興味をもつまでほとんどアイヌ語を知りませんでした。
ウポポイに出かける前にぜひ簡単なアイヌ語を覚えていくことをお薦めします。
そうするとウポポイの見学がより一層楽しくなるはずです。
はてな
・アイヌとは? 人、人間のこと、そして住んでいる場所が、アイヌモシリ
・カムイとは? カムイとは、簡単にいうと「神様」のこと。ただし、私たちが日常的に使う「神」とは少し、ニュアンスが違います。人間の周りに存在する生き物や事象のうち人間に重要な働きをするものであり、強い影響力のあるものをカムイといいます。そして、カムイモシリとは、神々が住んでいる場所のことです。
・カムイはアイヌモシリにやってくる際にさまざまなものに姿を変えてやってくるそうです。
・イランカラㇷ゚テとは?これもよく聞く言葉です。挨拶の言葉で、日本語では「こんにちは!」をあらわしているのでしょう。
・コタンは集落
・チㇷ゚は舟
・チセは家屋
こんな言葉も、ウポポイに行く前にぜひ覚えておきましょう。
まとめ
皆さんは、見学をする前に学びますか?
それとも、見学をしてから学びますか?
〇「ウポポイ」を学ぶなら、まずはこの一冊!
おまけワザ 「ゴールデンカムイ」と「アイヌ」
ゴールデンカムイの大ヒットにより、アイヌにも注目が集まっています。
特にゴールデンカムイに登場する「アシㇼパ」から、アイヌがどのような考えをもち、そしてどのような生き方をしていたかを知ることができます。
ひと昔前は、「日本の歴史」や「世界の歴史」といったマンガから歴史を学ぶことは不誠実であるという風潮が一部にあったのは事実です。
しかし、私は学びのきっかけが、マンガであることは、決して悪いことではないと思っています。
ゴールデンカムイを読んだ若者が、アイヌに興味をもち「ウポポイ」の見学に行った、こんなことが起きたら、なんて素敵なことだと考えるのは、私だけではないと思います。
いくつかの本を紹介します。
一緒にアイヌを、そしてゴールデンカムイを学んでみませんか?
〇ゴールデンカムイをまだ読んでいない方は、ここから!
〇ゴールデンカムイを網羅的に学びたい方は、ここから!
〇ゴールデンカムイを通して、アイヌの真実を知りたい方は、この一冊!
最後に北海道歴史探訪第一弾もぜひ参考にしていただければと思います。