皆さん、こんにちは!「子ども未来教育研究所」miraiTです。
いよいよ子どもたちにとって最高の夏、「夏休み」がやってきました。
子どもたちの喜びとは別に親にとっては様々な「悩み」があるのではないでしょうか?
様々な「悩み」のうち、今回は「自由研究」「絵日記」「宿題」の3つを取り上げてみたいと思います。
ポイント
1 自由研究って、親はどの程度かかわったらいいのでしょうか?
2 絵日記って、どこにも出かけないときは何をかいたらいいのでしょうか?
3 宿題って、早めにやった方がいいの?それともギリギリになってからでも大丈夫ですか?
私が小学校に勤めていた頃、夏休みの課題について保護者から問い合わせを受けることがありました。
そんな経験をする中で、夏休みの課題について子どもたちに、そして保護者にどんな形で取り組ませることが正解なのかを考えるようになりました。
本記事では、夏休みの課題にどのような考え方を基本取り組んだらいいのかという疑問に答えていきたいと思います。
1 自由研究って、親はどの程度かかわったらいいのでしょうか?
子どもにとって自由研究はなかなかハードルの高いもの。
そして、親にとっても子どもに相談されたとき、どの程度かかわっていいのかが悩みどころです。
私は基本的には大いにかかわるべきだと思っています。
何かを調べる、何かを作る、そして何かを探しに行く。ぜひ一緒に考え、一緒に取り組んでほしいと思っていています。
積極的に親子がかかわりをもちコミュニケーションをとることで子どもの創造力や発想力を豊かにすることになります。
それが間違いなく自由研究の目的の一つでもあるのです。
2 絵日記って、どこにも出かけないときには、何をかいたらいいのでしょうか?
二学期が始まって絵日記があまりかけていない子はいいます、「夏休み、どこにも行かなかったので、かくことがありません」と。
旅行する、実家に帰省する、花火大会、プール等々。
「絵日記=特別なイベント」というように親も子も考えがちです。
しかし、夏休みだからこそ、日常生活の中にキラリと光るものを見つけてみましょう。
庭にいたちょっとめずらしい虫や、いつもの登下校の珍百景、家の中で起きた非日常的な出来事等、こんなことを絵日記にかくことを心掛けてみてはどうでしょうか?
もちろん、家族のイベントも大事にしながら。
3 宿題って、早めにやった方がいいの?それともギリギリになってからでも大丈夫ですか?
皆さんは、大事な仕事があるとき、早めにやっつけますか?それとも締め切り間際にやりますか?
現在の私はおそらく後者だと思います。
それは、後者の方が良いということではなく、長年の経験から「これだけのことを、ここまでに」という先の見通しを立てることができるからなのです。
しかし、この「先の見通し」の経験が浅い小学生には、難しいことだと思います。
結果、夏休みの最終日に泣きながら宿題を徹夜でやるはめになった小学生を私はたくさん見てきました。
小学生には親子の約束として、早めに宿題に取り組み終わらせるという対応を推奨します。
まとめ
夏休みを迎える子どもたちの喜びとはうらはらに、多くの家庭は様々な悩みを抱えることになります。
ある民間団体の夏休みに対するアンケートによると、「夏休み短縮や廃止を希望する世帯が60%」になるといいます。
その理由は、「子どもがいると生活費がかかる」「昼食準備に手間と時間がかかる」そして「特別な経験をさせる時間的経済的余裕がない」といったものだそうです。
大人の事情として、理解はできます。
しかし、夏休みの経験、体験は子どもたちの様々な能力を発揮させる絶好の機会です。
自由研究、絵日記、宿題を通して家族のコミュニケーションを発揮してほしいと思っています。
それが、子どもたちの笑顔を創っていくと信じています。