皆さん、こんにちは!「子ども未来教育研究所」みらいTです。
本日の絵本書評はいぬいさえこさんの「きみのことが だいすき」です。
1 基本情報
・題名:「きみのことが だいすき」
・作者:いぬい さえこ
・絵:いぬい さえこ
・発売日・2022年2月5日
・定価:本体1,200円+税
2 あらすじ
小さな森にたくさんのどうぶつたちがくらしています。
悩みをかかえているどうぶつたちに、そっとやさしいことばを投げかける声が聞こえてきます。
そんな言葉にちょっと耳を傾けてみましょう。
「つらいとき・・・」
「悲しいとき・・・」
「心細いとき・・・」
「怒っているとき・・・」
どうぶつたちのことばに、私たちは心が洗われていきます。
3 読後感
まずは、表紙と裏表紙の絵に惹かれます。
多くの人がこの表紙を見て、ほっこりするはずです。
そして、最後には「だいすきだよ」の言葉にホロリとするはずです。
読み終えた後、この表紙と裏表紙が対になっていることに気づくと思います。
こんな絵本作りにも感動があります。
私たち人間は、たくさんの悩みを抱えながら生きています。
誰もが「癒し」を求めているのも今の時代です。
そんな「癒し」を求めている大人のための絵本がこの「きみのことが だいすき」なのです。
「明日は いい日になるよ」
こんな言葉が、読む人を優しく包んでくれるはずです。
4 作者紹介
いぬいさえこさんの作品は、まずはその絵の繊細さに驚きます。
動物たちの毛の一本一本から、指先の一つ一つまで見るものを惹きつけます。
そして、優しい言葉の数々に心が温まります。
ぜひ、一度はいぬい作品を手に取り、ご自分の目でこの絵本の良さに触れてほしいと思います。