皆さん、こんちには!「子ども未来教育研究所」miraiTです。
子育てや育児について調べていると、「叱らない子育て」という言葉がよく出てきます。
本当に子育てに「叱らない子育て」は有効なのでしょうか?
私自身、子育てを経験する中で「褒めることが大事」「叱らない子育てが大切」と頭ではわかっていても、思わず大きな声で子どもを叱りつけてしまったことが何度かありました。
そして、その度に「あぁ、またやってしまった」と反省をする毎日でした。
そんな私ですが、子育て研究所での経験や、保育を学ぶ学生との研究を通して「褒めること」の大切さや「叱ること」の意味を学ぶことができました。
本記事では、子育て初心者の皆さんの「叱る」とはどういうことなのかという疑問に答えていきたいと思います。
1つ目の疑問です。
1 「叱らない子育て」とは、本当に子どもを「叱らない」ということですか?
もちろん、子どもを叱らないという子育てを提唱している方や本もあります。
しかし、全く叱らない、子どもに注意をしないというのは現実的ではありません。
子どもは未熟ですから、時には好ましくない行動(マイナス行動)をすることは必ずあるものです。
そんなとき、親としてどう対処したらいいのか、というのが「叱らない子育て」の正体と考えるのが、現実的です。
2つ目の疑問です。
2 「叱ること」と「怒ること」とは、違うのですか?
もっとも大事なことは、「叱ること」と「怒ること」の違いを親として十分に理解しているかということです。
「怒る」とは、親の意にそぐわないことに対して、「感情的に」「強い口調で」そして「子どもに恐怖を与えるような」そんな言動です。
それに対して、「何がだめだったのか」「どう行動するのが正解なのか」「それを今後にどう生かしていくのか」ということを、発達段階にあわせて、子どもに丁寧に短く説明することが必要です。
実は、これこそが、「叱らない子育て」の正体なのです。
3つ目の疑問です。
3 「叱らない」のは「甘やかす」ことではないのですか?
子どものマイナス行動に対して、「叱らない子育て」では叱らずに放置することでは、決してないということです。
放置することにより、甘えが生じ、わがままや自分勝手につながると考えられます。
またその影響として、年を重ねるにつれて怒りやすく暴力を振るうようになることも考えられます。
「叱らない子育て」は、決して甘やかすことではなく、むしろ逆に冷静沈着に子どもの様子を見てあげることではないでしょうか?
まとめ
子どもが成長する上で「褒めること」や「叱ること」は必要不可欠なことだと考えます。
「叱ることがいいのか、悪いのか」ではなく、「叱り方」が問題になるのだと思うです。
いくつかの例を示しましたが、これはあくまでも「叱り方」の一例に過ぎません。
子育てのやり方は、10人いれば10通りのやり方があるはずです。
ただ、どんな場面でもその土台にあるのは、「親の愛情」だと思います。
しっかりとした愛情を土台として「自分なりの叱らない子育て」を実践してほしいと思います。
すべては、子どもたちの笑顔のために!