函館歴史探訪の第一段は、「函館五稜郭」です。
たくさんの情報がある五稜郭ですので、攻略の表ワザだけでなく、裏ワザを紹介していきます。
そして、今だから味わえるおまけワザも紹介したいと思います。
まずは、基本編です。
基本編
函館人はみんな知っています、ここは五稜郭公園ではないことを!
(徒歩だとここから公園まで40分近くかかってしまいます!)
JRから五稜郭をめざすのであれば、JR函館駅から市電が一番のおすすめです。
ここから、行啓通りを数分歩くと、右手に五稜郭タワーが見えてきます。
いよいよ五稜郭公園、五稜郭タワーに到着です。
五稜郭攻略 表ワザ3選!
表ワザとしてタワー、公園内、奉行所という3つを見ていきます。
1選目 まずは、五稜郭タワーの中に入っていきましょう。
タワーの見どころはなんと言っても展望2階からのながめです。
函館市内全体はもちろんのこと、やはり五稜郭の形、大きさを感じることのできる眺めは圧巻です。
展望2階から展望1階に降りると、強化ガラスによる「シースルーフロア」が登場します。
地上86mから見る風景は、ちょっぴり足がすくみます。
2選目 タワーを出ると、すぐ目の前に五稜郭公園の入り口があります。
公園内の見どころはたくさんあります。
まずは、最初の「一の橋」と「二の橋」の間にある石垣に着目してください。
公園内には、たくさんの石垣と武者返しがあります。
戦国時代の石垣に比べると江戸末期の石垣は緻密で精巧です。
そして、見事な武者返し。
公園内には、様々な石垣と武者返しがあるので、見つけてみてください。
次は、奉行所の手前にあるひとつの碑に注目してください。
武田斐三郎は、五稜郭を設計監督、築造した人物。
五稜郭は、「箱館戦争」時に作られたと思われがちですが、実はそれ以前に幕府の北方防衛のために作られたもの。
「頭のよさにあやかりたい」ということから、撫でられるようになり、現在は写真のように光り輝くようになりました。
3選目、いよいよ奉行所に入ってみたいと思います。
箱館奉行所は、実は2010年に復元されたばかりの新しい建物です。
復元には、4年の歳月をかけて当時の建物を充実に再現したものです。
実は、奉行所が建てられる前は、この場所で近隣の小学校の運動会が行われていました。
私も、小学生の時、ここで走った一人なのです。
さて、奉行所の中に入ってみましょう。
中にはたくさんの見学コースがあり、幕末の歴史や当時活躍した人々の様子がわかる仕組みがたくさんあります。
私の見どころは、ただ一点!
奉行所を正面から見た時に、真ん中の一段高くなっているところが、「太鼓櫓(たいこやぐら)」です。
太鼓櫓の目的は、太鼓を叩いて時を知らせることと、海を監視するための櫓。
外観を見た時に、この櫓からどのような景色が広がっているのか、大変興味深いものでした。
しかし、なんと「関係者以外、立入禁止」とは?
一度は、太鼓櫓からの景色を見たいと思うのは、私だけではないと思います。
次は、裏ワザ3選!
ここまでの話は、ネットでも情報誌でも読むことができるものです。
ここからは、地元民しか知らないウラ情報をお伝えします。
裏ワザ1選目は、観光客はほとんど歩くことのない公園の外周です。
地元民は、朝早くからこの一周1.8キロの距離を思い思いにウォーキング、ランニングのコースとして使っています。
このコースは時計回りと逆にまわるというルールがあります。
函館人は皆この約束を守っています。
裏ワザ2選目は、次の写真をご覧ください。
このような五稜の形の花壇は函館市内、至るところにあります。
見つけたら、きっと良いことがあると思います。
裏ワザ3選目は、日本全国どこでも話題のご当地マンホールです。
函館市には4種36枚のご当地マンホールがあります。
五稜郭はもちろんのこと、函館駅前、西部地区など、思ったよりも簡単に見つけることができます。
以上、裏ワザ3選はなかなか情報が少ないので見つけるのは大変かもしれませんが、見つけたときの喜びは格別です。
ぜひ、挑戦してみてください。
最後は、おまけ1選!
今だから楽しめるおまけ1選です。
映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が大ヒットしています。
4月から函館の街は、スタンプラリーの用紙を持った観光客でごった返しています。
この電車、土日になると、超満員で運行しています。
そして、このようなスポットもあちらこちらで見ることができます。
まだまだコナン人気は続きそうです。
まとめ
このブログは、過去の人々の生き方から今を生きる私たちが何を学ぶのかをテーマにしたものです。
今回の第一弾では、主に函館観光・五稜郭をメインに紹介してきました。
しかし、この五稜郭には、「榎本武揚や土方歳三がなぜ箱館をめざしたのか」「箱館戦争にはどんな意味があるのか」という大事な視点が隠されています。
小中高と五稜郭公園を遊び場にしてきた私が、少しずつこのブログを通して掘り下げていきたいと考えています。
第二弾は、箱館戦争の激戦地のひとつ、松前城を取り上げてみたいと思います。